離れて暮らすじーちゃん。

ボンジュール。

北ロンドンは今日は曇りだな。

まぁ、過ごしやすい天気といえば、天気だ。

日本では小池都知事が会見を開いて

コロナの感染警戒レベルを最高に引き上げたとか。

民度が違う、なんて他国に向けて言っちゃった

失言王のおじーちゃんについて以前に書いたけどな、

日本だってヤバいんじゃい。

対岸の火事程度に思ってると、痛い目に遭うということは

わかったな。

とにかく、みんなが元気でいてくれますように。



きのうはチビが自転車に乗れるようになったんだ!!

4歳半だから、当然といえば当然か?

周りに同年代の子供がいないから全くわからないけどな、

あやつはとにかく、お孫さん特別待遇枠だから

何をやってもニュースになるんじゃい。

先日、チビに自転車を買ってやったことは書いたな。

補助輪がついた4輪車だったんだ。

自転車の練習をさせなきゃ、ってチビを促すんだけど

喜んで自転車に乗ったのは、ほんの2,3日。

あとは、慣れ親しんだバランスバイクばっかりで

なかなか自転車にすら、またがらないんだ。

気まぐれ大魔王だからな、強制すればするほど

絶対に練習しないだろうし、どうしたものかと

自転車はしばらく、ガレージに放置されてたんだ。

ところがきのう、夏休みに入って暇を持て余していた長女が

言葉巧みにチビを誘い出して、公園で自転車の練習を

させることに成功。

マダムよりも、よっぽどちゃんとママをしてるんだな(笑)

そして、1時間もしないうちに

2個の補助輪が取れて、自転車に乗れるようになったんだ。

乗れるようになって嬉しいもんだからな、

マダムを強制的に公園に連行して

自分の勇姿を見るように命令してくるんだ。

生意気で大変なんだけど、可愛いとこもあるんだな。



長女は三輪車育ちだったから、自転車に乗れるようになるまでに

何回も転んで泣いて、何日もかかった。

長男はバランスバイクだったから、自転車に移行したら

すぐ乗れるようになったんだ。

といっても、ずーっとバランスバイクを好んで

自転車への移行も確か相当、遅かった。

5歳か6歳近かったはずだ。

この時、ほぉー、バランスバイクって

無駄じゃないのねぇ!みんな、バランスバイクをしてると

すぐに自転車に乗れるようになるって言ってたけど

ホントなのねぇ~って気づいたんだ。

我が家の場合は、チビが最短だったな。

兄弟と走りまわっているから、読み書きは全くダメでも(笑)

運動神経は発達してるんじゃないかと思うんだ。

そうそう、長女の逆立ち癖がチビにうつってしまって

いつもソファーでひっくり返って

テレビを見るって書いたけどな、

もう連日、この恰好なんだす。

↑この状態でテレビを見るんだ。

気が向くとこのままずるずると頭を下ろして、

床に手をついてバック転みたいな着地をする。

これを延々と繰り返してるんだけどな

何が楽しいんだか、さっぱりわからんな。



チビに関してはこのくらいにしといて、

今日はマダムの心配事について

書こうと思うんだ。

マダムは40代、発達段階でいくと壮年期とか、中年期に

あたるんだ。

生きてりゃ悩みは尽きないし、マダムもその時々で

今の自分の悩みが生きてきた中で一番かも?って

毎回、感じてるんだけどな

それでもこの、壮年期が一番悩み多き時期かもしれん、

と最近は思ってるんだす。

自分がその世代の真っ最中だからか?

確かにそうかもしれん。

でも、客観的に見ても、悩み多き世代な気がしてるんだす。

というのもだ、心配事が自分1人のことじゃないからなんだ。

この時期に子供がティーンエイジャーになる人も多いだろう。

まず、子供に関する悩み。

出来が悪いとか、宿題しないとか、宿題しないとか、

宿題しないとか、そのての悩みも、もちろん含まれるな。

あとは、子供の将来のこととか、異性との関係とか、

その他もろもろ。

子供はいつか、親の手を離れていくし

順当にいけば、親が先に死ぬ。

子育ての最終目標は、

子供が自力で自分の生活を営めるように

してやることだと、マダムは思ってるんだ。

不思議でも、わがままでも、独身でもなんでもいい。

とにかく、マダムがいなくなっても

しっかりと自分の足で立って生きていける子に

育って欲しいと切に願ってるんだす。

そうした子供に関する悩みが尽きないのが

中年期だ。

子供に関する悩みに比べちゃ、その前の

成人期の悩みなんて、ホントに大したもんじゃないわい。

恋人に対する悩み、自分の将来に対する悩み、

結婚に対する悩み。。。

全部、自分が主役の一人称の悩みなわけだ。

マダムにとっては最愛の母の死が

成人期で一番辛かったことかもしれないけどな、

これにしたって母を亡くした自分が

これからどうやって生きていったらいいのか、

結婚も出産も子育ても見届けて欲しかった、

そばにいて欲しかった、っていう

一人よがりのものでしかなかったんじゃないかと

思うんだ。

いまになって、母がもう少し長生きしていたら

もうちょっとは優しくしてやれただろうか、

親孝行が出来ただろうかと思うこともあるけどな、

それでもやっぱり、いつまでも亡き母を

頼りにしたいと思っている自分がいるからな、

母に対する思いは成人期のまま、主役は自分なんだ。

おそらく、亡き母は若くて強くてたくましいままで

マダムの記憶の中でいきてるからな、

年老いた姿が想像できないからだと思うんだ。



今のマダムの悩みはそうだな、

8割方が3匹に関する悩みだろうな。

小さな悩みから、大きな悩みまで

色んなものがガチャガチャとある状態だな。

最近は3匹の悩みに加えて、

年老いた身内、具体的には

横浜に1人で暮らす90代の大叔母、

北国で2人で暮らす義父母、

そしてマダムの父、千葉のじーちゃんが

気にかかるんだす。

夫の仕事の関係でイギリスに来たことは

旅行大好きマダムにとっては嬉しいけどな、

大事な身内のそばにいてやれないもどかしさが

なんともいえないシコリとなってあることは

事実なんだ。

なーんていっても、普段は

3匹を怒鳴り散らして過ごして、

自分たちの生活でいっぱいいっぱいで

大抵、忘れちゃってるんだけどな、

じーちゃんとのLineでのメッセージや通話で

しばし、考え込むこともあるんだ。



じーちゃんに関しては、ダイヤモンド・プリンセスに

乗船していて、コロナに感染した時も

そばにいてやれなかった。

身内の付き添いもなく、1人で入院して

退院したことを思うと、

なんだかとっても切なくなった。

これから先も、折りに触れて

自分がそばにいてやれないもどかしさと

罪悪感を覚えるのかもしれないなぁ、と

思ってたんだ。

そんな矢先、先日じーちゃんから連絡が

あったんだ。

白内障の手術をするって。

先日、72になったじーちゃん、

白内障の手術をする年齢には

若干、早いような気もするけどな、

まだらボケだった母方の祖母が80代で

白内障の手術をした時には

それはそれは大変だったんだ。

当時は日帰りで出来る手術じゃなくて

入院が必要だったんだけど、眼帯をして安静にしなきゃならないのに

眼帯を外しちゃうわ、目がおかしいって触るしで

確か、身体拘束もされたんだ。

結果として、眼帯外して目を触りまくったから

視力も思うように改善せず。

当時は手術を強く勧めた医師の叔母の手前、

完全なる失敗とは口にすることすら

はばかられたから誰も言わなかったけどな、

今、思い返すとあれは失敗だったんだ。

手足を拘束されてるもんだから、夜通し

誰かぁー、助けてくださぁーい!!

って大騒ぎして、病院にも迷惑だったと思う。

まだらボケだから、普段は聞き分けの良いばーちゃんで

白内障の手術に対しても、よくわかってたはずなんだ。

それなのに、いつもと違う環境におかれて

想像もつかないほどの大騒ぎをしたんだ。

マダムはその記憶が鮮明にあったからな、

じーちゃんが白内障の手術を決めたことには

賛成したんだ。

ボケておかしくなる前に、しっかりしているうちに

手術をすることはいい決断だと思う、と言ったんだ。

でも、そうした決断をさっさとするあたり、

やっぱりマダムもそばにいないし

誰にも頼ることが出来ないから、

じーちゃんは1人で決めていくしかないんだと

感じたんだ。

そりゃー、いつかは1人で死ぬんだし、

マダムがずっとそばに寄り添ってやれるわけじゃない。

マダムだって、自分が年老いた時に

3匹に頼りきるわけにはいかないと思ってる。

でも、なにをするわけでなくとも、

いざという時に身内がそばにいるだけで

心強い時だってあるはずだ。

今は、マダムはじーちゃんにそれすらしてやれない。

ホントに複雑な気分だ。

イギリスにはいたいけど、じーちゃんのそばにもいたい。

きっと、マダムもじーちゃんもあと10歳若かったら

こんな思いは抱かなかったはずだ。

そんなわけで、マダムは自分の加齢を実感するにつれて

年老いた自分の親の加齢もさらに実感して

複雑な気持ちになることが

多くなってきたんだ。

1人で暮らす横浜の大叔母にしたって

マダムの事を孫のようにかわいがってくれて、

3匹が遊びに来るのを、いつも心待ちにしてくれた。

イギリス行きが決まった時には、

おばちゃん、あんたたちが帰ってくるまでなんて

もう、生きてないよ。。。寂しくなるね、

って言ったんだ。

マダムは

なぁーに言ってんだよ、

ばーちゃんは100まで生きるから大丈夫!!

一時帰国もするし、またすぐ会えるよ!

って笑い飛ばしたんだけどな、

もしこの大叔母にもう、会えなかったらどうしよう?

って不安も実はちょっとあって、気がかりなんだ。

北国の義父母にしたってそうだ。

義父はマダムのじーちゃんより10も年上だからな、

数年前に脳血栓で倒れて、足元がおぼつかなくなってるから

いつ、何が起きてもおかしくないんだ。

夫は長男で義母はそれはそれは頼りにしていたからな、

こちらもイギリス行きの直前に顔を出した時には

別れ際に涙ぐまれちゃったんだ。

彼らとの別れは、マダムの友達との

しばしの別れとは、ちょっと違う感覚があるんだ。

友達は30代、40代だから、まぁここ数年で

なにかあるとは、なかなか思えないけどな

年老いた身内に関しては、やっぱり後ろ髪が

引かれる思いがあるんだ。



マダムの亡き母は、両親が40の時に

生まれた末っ子だったんだ。

末娘の末っ子のマダムを

母方の祖父はそりゃー溺愛してくれたことは

確か、祖父の命日にちなんで書いたな。

母の実家は三重県にあって、最終的には

祖父母は都内に越してきて亡くなったんだけどな、

越してくるまでは年に1回くらい、母と兄と一緒に

三重県の祖父母の家に遊びに行ってたんだ。

帰りの新幹線の見送りに来てくれた祖父母と別れた後に

母がそっと涙をぬぐって

もしかしたら、これが最後になるかもしれない。。。

って毎回、言っていたのをマダムは覚えてるんだ。

マダムは、

ママ、いっつもおんなじこと言ってるじゃん

ってツッコミを入れてたけどな

今になって、当時の母の気持ちが

痛いほどよくわかるんだ。

マダムだって一時帰国するたびに

もしかしたら、これが最後になるかもしれん、

って思うようになるだろうからな。

マダムでさえ、こんな思いを抱えてるんだから

遠くに嫁いだ人なんかは、離れて暮らす

年老いた親を思うたびに

つらく、もどかしい思いをしてるんだろうな。

とにかく、愛する人と一緒にいられる時間は

永遠じゃない。

その一瞬一瞬を大切にしていかなきゃいけないと

じーちゃんの白内障の手術の連絡を受けて、

改めて思ったんだ。



じーちゃんは先週に左目、今週に右目の日帰り手術を

無事に終えた。

マダムの兄も忙しいからな、もちろん

1人で行って1人で帰ってきた。

マダムの手も兄の手も煩わせることなく、

たくましくやってくれているじーちゃんには

申し訳なさ半分、感謝半分だな。

じーちゃんは

おれのことはいいから、お前は自分の生活を大事にして

子供達をしっかり見てろよ

って絶対に言うこともわかってるんだ。

コロナ禍で一時帰国を真っ先にやめるように

言ったのもじーちゃんだ。

マダムが年老いた時に、同じことを

3匹に言ってやれるだろうか。

パンチの効いたじーちゃんだけどな、

マダムは結局はじーちゃんの愛情に甘えてるし

じーちゃんを尊敬してるんだ。



じーちゃんは滅多にマダムを頼りにすることは

ないんだけどな、唯一、オンラインショッピングだけは

マダムに依頼してくるんだ。

あんなにしっかりしたじーちゃんが

オンラインで買い物をしないことがまぁ、不思議。

でもないな、オンラインショップの詐欺なんかの

ニュースをたんまり見ているもんだからな、

ネット銀行、ネット決済といったものを信頼してないんだ。

自分が高齢者で、かっこうのカモになることも

よくわかってるじーちゃんらしいといえば、らしいんだ。

自分が仕組みをしっかり理解していないものに

手を出すことはイヤなんだと。

もし、何かトラブルが起きた場合に

どこに行っていいのか、何をしたらいいかも

わからない。

そうした、何やらわからないものは絶対にやらないと

いうことなんだ。

そんなこと言ってたら、ホントに時代に

乗り遅れちゃうよ?

って言うんだけどな、もう完全に乗り遅れてるから

これでいいんだと(笑)

ネット上で買い物なんてしないし、しなきゃならないことがあれば

その時はマダムか兄に頼むからいいんだって言ってたな。

そして、その時がたまたま、白内障の手術と時期を

同じくしてきたんだ。



父からの珍しいオーダーは冷蔵庫。

なんだか最近、冷蔵庫の効きが悪くて

食べ物が変な気がすると言ってきたんだ。

15年前に亡くなった母のために新調した冷蔵庫、

なんと2004年製だっていうんだ。

メーカーにも問い合わせてみたけれど、

部品の取り扱いも2013年までで終了したって言われた、

なんて言うから、マダムもう、爆笑しちゃったんだ。

そんな石器時代みたいな冷蔵庫を使ってるんかい!

この時期だったら、食べ物腐ってお腹壊しちゃうから

早く買い替えてよ!

じーちゃんの依頼はだ、近くの家電量販店に行くことも出来るが、

片目の手術が終わったばかりで、手術した方とまだしてない方の

視力が違いすぎて、日常生活も疲れるということだった。

そして、家電量販店も最近は展示品が少なく、選択肢もないから

マダムがオンラインで手配してほしいということだった。

手術したばかりの目で、1人で家電量販店まで

わざわざ行ったりしないでよ!!

マダムはだな、こういうことしかじーちゃんの役に立てないからな、

とにかく急いで、冷蔵庫を探して手配したんだ。

水曜日の注文で、金曜日には届いたんだ。

とにかくこの時期に冷蔵庫が使えないのには

ホントに参ってたから、助かった、ありがとう!!

とじーちゃんから連絡が来て、マダムは一安心だ。

こういうことはお前にしか頼めないからな、

じーちゃんがそう言ってくれて、マダムも

とっても嬉しかったんだ。

肝心な時にそばにいてやれないし、

じーちゃんにとってマダムはホントに

何なんだろう?っていっつも申し訳なく

思うんだけどな、じーちゃんにとっては

オンラインで何かを買いたい時に頼りになる

娘なわけだ。

マダムにとっては、ホントにかけがえのないじーちゃん。

これからも、健康に気を付けて

長生きしておくれ。

チビのわがままには、パンチの効いた

じーちゃんが接してくれるのが

一番効果的だしなぁ、

早く会いたいなぁ。。。

 

おしまい。

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