英国史と肖像画美術館。

ボンジュール。

マダムの家族全員おうち生活も60日目。

北ロンドンは本日も晴れ。

今日は愛すべき、ぐうたらパワーアップサタデーなり。

子供たち、上の2匹は土曜日はそろばんを習ってるんだす。

いつもは先生が通いで来てくれてたんだけどな、

ロックダウンが始まってからは

オンラインレッスンに切り替わったんだ。

そろばんの後は、夫がスイミングに2匹を連れて行くというのが

お決まりパターン。

もちろん、今はスイミングは

ずぅーっとないけどな。

チビはというと、去年の11月から

土曜の午前中は日系の幼稚園の

土曜教室に通っていたわけだ。

チビはまだ、土曜の日系幼稚園以外は

習い事をしていないんだ。

スイミングやってみる?

○○やってみる?と聞くとだな、

やだやだやだやだ、と全力拒否なんだ。

チビは内弁慶な甘ったれの

末っ子ちゃんだからな、

想定内の反応だわさ。

日系の土曜の幼稚園にしたって

初日はマダムの後ろに

しがみついて大泣き。

しばらくして慣れると

めちゃくちゃ楽しむくせに、

1週間開いた登園の朝は、

いーっつも送ってくれるパパの後ろに隠れて

もじもじ。

ちょっと長い休みの後の久しぶりの

登園になると

おうち甘えん坊時間でまた、

甘えグセがついちゃって

行きたくないと大泣きだ。

4月から夏休みまでの1学期間だけ

月曜~金曜までがっつり通う予定だった日系幼稚園、

なかなか再開の見通しがたたないと

以前に書いたけどな、

実は5月の上旬からオンラインが

開始されたんだわ。

オンラインでもよければ

学費を安くした上で

参加していただくことが出来るけれど、

どうしますか?って

連絡をもらったんだ。

マダムと夫は悩んだけどな、

通園が可能になるまでは

入園を延期させてもらうことにしたんだ。

チビにとっても

この快適おうち時間が長くなることは

あんまり望ましいことではないな。

家ではわがまま放題、甘え放題で

チビの天下でなんでも許されちゃうからな、

以前みたく幼稚園で

お友達に優しく接する機会でもないと

良くないと思ってるんだ。

かといって、オンライン上では

実際にお友達とのやり取りが出来ない。

我が家の場合は

デバイスはなんとか賄えるとしてもだ、

夫も上2人も在宅ワーク、オンライン授業だ。

そこにチビのオンライン授業が始まったりしたら

場所にも余裕がないし、

マダムがつきっきりで見てやらなきゃ

ならないことがわかりきってるがな。

まだ4歳で集中力もないチビが

オンライン授業なんて、

11歳の不思議ボーイでさえ苦労してるっつーのに

どう考えたって無理だわさ。

日系の幼稚園には申し訳ない気もしたけどな。

幼稚園の経営のことを考えたら

チビをオンライン授業に参加させて、

授業料を払う方がいいことはわかってるんだ。

でも我が家も💰に余裕があるわけではないからな、

場所もまともに確保できないうえに

まだ集中力のないチビにつきっきりで

オンライン授業をやらせる

体力も気力もマダムもないがな。

このことを幼稚園にも正直に伝えたわ。

我が家は上の2匹もオンライン授業があるし、

夫も在宅ワークだから

さらにチビのオンライン授業は

場所の確保もなかなかに難しい、

通園が可能になったらすぐにでも

通わせる意向でいるけれど、

オンライン授業の間は

申し訳ないが入園を延期させて欲しいと

連絡したんだ。

先方はホントに誠実に対応して下さってな、

我が家の状況を理解してくれて

入園の延期も了承してくれたんだ。

そんなわけでチビは

なるべく早くお友達と関わりを持たせたいと

マダムも思ってるにも関わらず、

前のお高い幼稚園も辞めてしまって、

いまだ、どこの幼稚園にも正式には所属していない

無所属ちゃんで家で暴れまくってるんだす。

何をするにも超かわいい♡で今まできちゃって

ホントになーんもやらせてこなかったからな、

ロックダウンが終わったら

習いごとの1つや2つは絶対に

やらせるぜぇと気合い十分の

マダムであーる。

 

ヤフーニュースで見た記事に

在宅ワークになる前に

職場デスクの引き出しに入れっぱなしの

バナナがこわいなり、っつーのがあって

おー、それはホントにこわいがな、って

マダムも思ったな。

マレーシアのショッピングモール内の

売り物のバッグがカビだらけになってる

写真もあったな。

ロックダウンになって、エアコンもかけないまま

2ヶ月近く放置されてたわけだもんな、

もう売りものにならないくらい

カビだらけだわさ。

そう考えるとコロナ被害って

結構、身近にちょこちょこある気がするよな。

職場のデスクの食べ物なんて

あるあるだよな。

うちなんて、長女が高熱を出して突然に

家族全員で自粛生活に入っちゃったからな、

その3日後にスクールがクロ―ズしたけど

他の子供たちが受けていたであろう

休みに入る前のオリエンテーションみたいなものは

受けずにこの生活に突入したわけだ。

次男なんかは幼稚園の先生に

別れの挨拶も出来ていない上に、

荷物もおそらく置きっぱなしだ。

もう籍もないことだし、荷物は

処分されているだろうけどな。

だから、家族に熱や咳をした人間が出て

自主隔離をしている間に

通っていた学校や職場がいきなり

クローズしてしまった我が家みたいなケース、

結構あると思うんだす。

そうすると、デスクの引き出しに放置の

バナナ問題みたいなことが起こるわけだ。

これは!なかなかに悪臭を放っているに

違いない!と思ってるんだけどな、

身近なコロナ被害、これからもどんなものがあるのか

マダムはドキドキしながら

チェックするだろうと思われやす。

考えるだけで

ぷぅ~んと相当な臭いを放って

いるに違いない、と確信してだな

引き出しに臭いは残らないんだろうか、とか

バナナの跡みたいなのがつかないだろうか、とか

想像が膨らんで、勝手にドキドキしちゃってるんだ。



あとはだな、明日も素敵な

ぐうたらパワーアップサンデーだ。

ようやくドライブも許可されたことだし、

絶対にドライブを満喫してやるぜぇと

マダムも楽しみにしていたんだけどな、

夫がニュースで

湖水地方の住人が

みんなでこぞってこの地に来るのはやめてけろ、

ってコメントしていたのを見たみたいだ。

ドライブが解禁になった初の週末だからな、

おそらくたくさんの人が

出かけるだろうということだ。

マダムももれなく、その波に乗りたいけどな、

夫はあまり人出が多いところには

行きたくないとすこぶる消極的だからな、

おそらくしょぼいドライブになることが

予想されやす。

いざ、ドライブに行こうにも

まだレストランもパブもやってないからね、

トイレどうする?って問題も出てくるもんな。

そうなると、そんな遠くには行けないもんな。

これからは慎重に周りの状況を確認しながら

我が家の行動範囲も

段階的に広げていくしかないだろうな。



今月は土曜の午後に英国史のオンライン講座を

受講しているんだ。

4回コースだから、来週で終了。

面白かったから

美術史のコースもやってみようかと思ってるんだ。

我が家では意外にも

不思議ボーイの長男が英国史にドはまりしてるんだ。

マダムが以前、6月からの長期休館に入る前に

ナショナル・ポートレート・ギャラリーに

なんとか行くことが出来たっていうのは

以前に書いたな。(ささやかな幸せ。その2 に書いとります)

その際に、カウンシル様との駆け引きでもって

先にお高いスクールを辞めちまった長男が家にいたもんだから、

長男を一緒に連れてった。

長男はぼーっとした顔しながら

黙ってマダムの横について

先生の講義を聞いてたけどな、

相当、楽しかったみたいなんだ。

そうそう、イギリスの素晴らしい所は

ほとんどの美術館・博物館が

入場料が無料なんだすよ。

マダム、はじめてここに来た時は

えらく感激したがな。

物価は高いし、住まいもおそろしく高いんだけど、

バスや電車は子供は10歳以下は無料。

この国では11歳以下の子供は

保護者の同伴が義務だから、

バスや電車の乗車も

もちろん、大人が同伴していなきゃならないんだ。

これって日本の大半の乗り物が

6歳から大人の半額料金に比べたら、

すっごい優しいよね。

それでもって、美術館・博物館は

もちろん有料のところもあるけど

無料の所が多い。

たいてい、寄付を募る形になっていて

みんなが自然に寄付しているのも

すっげーなって思ったな。

マダムはあんまり寄付したことはないけど、

超たまーにする。

我が家にはどこに行っても

お土産買って~、

っつー物欲の塊のボーイズがいるからな、

マダムは勝手に寄付は勘弁してもらうことにして、

子供のお土産として、グッズの購入で

還元させてもらうことにしてるんだ。

今度また、マダムのまだ浅い

イギリス生活での感激ポイントを

まとめるつもりだけどな、

素晴らしいものはどんどんみんなに

無料で見せちゃってくれる

イギリスの懐のデカさに

惚れてまうんだ。

文化や芸術に力を注いでいるのがよくわかる。

そして、子供たちへも寛大なわけだ。

そうそう、それで

ナショナル・ポートレート・ギャラリーに

行った時には

マグネット、ポストカードなんかを買って

ついでにこんなのを買ったんだ。

英語もたいして読めないから、ぜってー読むこともないだろうけど

マダムはアニバーサリーなんかが大好きなおばちゃんだ。

そして、どこかに行くとその証にお土産が

欲しくなっちゃう、なかなかの

おセンチちゃんなんだす。

だから、読まないだろうなと思いながらも

ナショナル・ポートレート・ギャラリーが

長期休館になったら、

もう、訪れることはないかもしれないという

感傷に浸って、ロゴ入りの

こういうどーしようもないものを

記念に買ったんだ。

ところがどうだい!

どうしようもないものなんかじゃなくてだな、

久々のベストバイ商品だったんだわさ(笑)

オンライン講座をやってみたら、

この本のポートレートも説明も豊富で

素晴らしいことがわかったんだ。

まぁ、説明はほとんど読んでないけど

パラパラとポートレートを見るだけで

なかなかに楽しいんだ。

12.95ポンドとちょっと

おセンチ記念で気楽に買うには高い。

他のグッズも買ってるし

これを買うべきか最後まで悩んだけどな、

結果的にはコスパも良かったし、

大ヒットだったんだ。

今は、なんと長男の愛読書になってるんだわさ(笑)

我が家の不思議ボーイは物語なんかは

自分からすすんでは絶対に読まない。

恐竜や昆虫、古代生物なんかの図鑑は

熱心に読む。

恐竜の知識もハンパない。

恐竜のイラストをみて、

この絵は絶対にありえない

ジュラ紀の恐竜と○○紀の恐竜が

闘ってるんだもん、とか

まぁ、オタク感満載のことを言うんだす。

あと、めんどくさいのは

マダムへのクイズな。

ママ、世界で一番大きい

蝶は?カブトムシは?毒蜘蛛は?

とかなんとか。

んなもん、わかるわけないだろう

といつも生返事をして、

いっつも正解とうんちくを

長々と聞かされるんだけどな、

マダムは全く覚えられないんだ。

っつーか、正解の名前すら

まともに聞いてないからな(笑)

ママ、覚えてないじゃん

とかなんとか言われて、何回も

強制クイズを出されるんだけどな、

相も変わらず不正解。

あー、なんやらそんな感じの

音をおぬし、前に言ってたなそういえば、

みたいなテキトーな会話が

延々と繰り返される今日この頃なんだす。

このオタクの長男が

どうやら英国史にはまり出して、

マダムが買ってきた本が今は愛読書に

なってるんだ。

そして、ビックリしたことに

結構、頭に入ってる。

あやつは塾の宿題なんかは

言っても言ってもやらなくて、

マダムもほとほと疲れたけどな

自分が興味や関心があることだけは

するんだわ。

だからやつには

もう、なんでもいいから

自分が夢中になれるものを見つけて

欲しいと思ってるんだ。

そんなわけで、あやつが新たに興味を持つものが出来て

本当に良かったと思っているわけだ。

この本、なかなかにすごいんだわ。最後の方に現在の王室の家系図が出てるんだけどさ、

ルイ王子も出てるし、

メーガン・マークルも出てるし

息子のアーチ―も出てるんだ。

思っていたより、新しい情報が入ってて

ちょっと感激したわさ。

イギリス史はチャールズだのジョージだの

同じ名前がたくさん出てきて

頭の中もごっちゃごちゃだけどな、

肖像画を見ると、

あー、この人!

っていうのがあってだな、

それを実感するようになってからは

やっぱりカメラのない時代に

肖像画が担った役割は

とてつもなく大きいぜよ、

と改めて気づかされたわけだ。

そしたら今までは

ただの人物の似顔絵ばっかり置いてる

似顔絵の館でしょ?くらいにしか

思っていなかったマダムがだ、

くそぅ、こんなことなら

肖像画美術館、もっと通っとくべきだった

と後悔するという不思議。

似顔絵の館なんかじゃないだす、

ホントに歴代の王や女王の肖像画が並ぶ、

英国史にとっては

めちゃくちゃ貴重な場所なんだす、

ということを今さらながらに気づいて、

そこに長男を連れていけた幸運に

神だか仏だかに感謝しちゃってる

マダムであーる。

 

おしまい。

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