嬉しい兆し。そして寂しい気持ち。

ボンジュール。

マダム、前回のブログでの軽い鬱状態から、早2週間。

今はどうなっているかというと。。。ようやく元気になってきました、だす。

ロンドンはここ2~3日、日に日にあたたかくなってきていてだな、

日中は15℃くらいになったりしているんだ。

2週間前が雪だったなんて、ちょっと信じられないくらいの穏やかな天気。

日も少しずつだけど、長くなってきているのがわかる。

ってことでだ、毎日どんよりした曇り空ばかりで、めっちゃ寒くて

おまけにロックダウンで。。。みたいな状態からは

ようやく脱しつつあるんだ。

あとはだな、2日前の政府の発表で3月8日~スクールが再開されることが

決定したんだ。

感染者も1日1万人に減って(まだ、多いけどな)、ピークに比べると

だいぶ落ち着いてきたとの判断がなされたんだ。

デパートなんかは4月12日~営業再開。

今度こそは、もう4度目のロックダウンになりませんように、と心から

願わずにはいられない。

ようやく、希望の光が見えてきたとでもいう感じかな。

長い長い、ゴールの見えないトンネルから光が差した感じとでも

表現しときましょうかね。。。

ウキウキしたい気持ちをぐっと抑えて、

喜びすぎないように気をつけているのも、また事実。

あんまり楽しみにしすぎると、それが実現しなかったときの

落ち込みったらないからね。

3回のロックダウンで12月のチビの誕生日、クリスマス、お正月、

そして2月のMのお誕生日、全てことごとく中止になっちゃった。

誰も呼べなかった。

そんな状態が続いたのもあって、軽く鬱になったわけだから、

またもう1回ロックダウンに突入したら、わたしゃ耐えられんと

思ってしまう。。。

だから、手放しに喜びすぎないように気を付けることにしたんだ。

でもな、世間はどういう動きをしているかというと、月曜の政府の発表から

2日と経たない今日の時点で、夏のホリデーの予約が殺到してるんだと。

え、出遅れちゃう?とマダムも思わず、ホリデーの予約をしそうになったけどな、

夫は

いくらなんでも、早すぎるだろ。。。

って言ってたわい。確かにな、まだスクールの再開だって予定だけで実現したわけじゃないからな。

ま、それだけみんな、我慢続きだったってことなんだろうけどな。

マダムは去年、早々に旅行予約しまくってて

コロナのせいで大損した経験もあるからな、ここはちょっと慎重にいかなくちゃ、と

思っとります、はい。

まぁ、そんな感じでイギリスの人は気が早い、というか

めっちゃ張り切って、夏のホリデーの計画をたてはじめているようだす。



そうそう、ホリデーついでに書いとくと先週は丸々1週間、

ハーフタームホリデーだったんだす。

ハーフタームホリデーっつーのは、その名の通り、

各学期の間に1週間くらいの休みがあるんだわ。

以前も書いたと思うけどな、イギリスは祝日はすごく少ない。

その代わり、夏休み、冬休みの他に学期の間に1週間程度の

ハーフタームホリデーがあるんだ。

みんなたいてい、スペインやイタリアなんかの

近くの国に3~4泊で旅行に行くことが多い印象があるな。

マダムも去年はMと子供達とマルタ共和国に旅行に行ったわ。

5泊くらいして、後から夫が合流して一緒に帰ってきたんだった。

あんなに楽しかった1年前とはうって変わって、先週の

1週間のハーフタームホリデーはいつも通り、家の中。

友達とも

今まではホリデーだね♪どこに行く?って感じだったけど、今じゃ

ホリデーだねー、そうだったねー、ってなんの感情もわかないね。。。

って嘆いていたんだ。

行くのは近所の散歩と公園だけ。

外に食べにも行けないし、友達にも会えない。

ホントにやんなるね。。。って愚痴ってハーフタームは

終わってしまった。

あ、でもでも。うちのアホぅがとうとう、63個の宿題、

完了したんだった♪

というか、強制的に完了させた、マダムが毎日ガミガミ言い続けて(笑)

この休み中に終わらせなきゃ、あんたどんどん大変になるんだからね!!

とマダム、毎日、しつこくいい続けたわい。

夏のホリデーの予約殺到は、外出規制中でどこにも出かけられない

今回のハーフタームホリデー直後の政府発表のせいもあるかもしれんな。

く、くそぅ。夏のホリデーこそは、絶対に満喫してやるぜぇ!!って

みんな意気込んでるのかもしれないな。。。

とさっき思ったんだす。



ついでに思い出した。

去年のハーフタームホリデーの時に、ちょっとずつコロナの感染が

問題視されはじめてたんだ。

マルタ旅行中にバスの中で乗り合わせたおじいさんにいきなり、

中国人か?

と聞かれたんだ。彼は悪気はなかったみたいだけど、

中国の変なウィルスが。。。って認識があって

マダム一行が近くに座るなり、めちゃくちゃ警戒した様子で

ジロジロ見てきたんだった。

日本人だ、それに今はイギリスに住んでる、って

こたえたら急に笑顔になったのをすっごい鮮明に覚えてるんだ。

その後の1年がこんなにすさまじいものになるなんて、

思いもよらなかったけどな(笑)

そういう意味でも去年のマルタは忘れられない旅行だったな。

今度はアパートでも借りて、もっと長く滞在したいね。。。

なんて言ってたけどな、果たしてマダムがイギリスにいる間に

実現する日が来るのだろうか?



さてさて、今日はだな、ようやく希望の光が見えてきたということを書いたけど

あと、友達について書こうかな。

先週はマダムの日本の友達が、鬱投稿を見て連絡してくれた。

読んだよ〜、とさりげなく連絡をしてくれる友達の存在に

マダム、ホントに救われたんだ。

友達って付き合いの期間でもないし、会う頻度でも

ない気がしてるんだ。

日本でしょっちゅう会ってバカ騒ぎしていても、イギリスに

来てしまったらなんだかそれっきりっていう子もいたり。

かれこれ10年以上会っていない上に、地方に引っ越しちゃったりしていても

時々、手紙のやりとりをしたり、メールのやりとりをしたりで

マダムが親友と思ってる子もいたり。

連絡を取り合う頻度でもないな。なんだろう、なかなかに説明するのは

難しいけどな、多分、これまでのちょっとした反応の積み重ねが

お互いの思いに共鳴してる気がするな。

今回、連絡をくれてマダムが救われた子は、そんなにしょっちゅう会えていた

わけじゃないけど、お互いの家族の悩みなんかも話していたし、

彼女のおいしいご飯も食べさせてもらったりしたな。

マダムのブログにコメントをくれたり、すごく優しいんだ。

あとは、マダムが長女を近所で1人、インド系のインターナショナルスクールに

ぶち込んだ時にも、彼女は何も変わらないでいてくれた。

マダムはママ友と仲良くしていても、その親子が大好きであっても、

同じ幼稚園に行きましょう、とは決してならない。

わざとみんなと違った選択をしようとも思わないし、かといって

子供同士が仲良しだから、○○ちゃんが行くから同じところで、という理由で選びたくはない。

マダムや夫が行かせたい、やらせたいということを

シンプルに考えて選びたいんだ。

マダムの大好きなこのママ友は、すっごくサバサバしていて男前、

マダムが長女を周りよりも早く違う幼稚園に入れても、なんら変わらなかった。

そして彼女のポリシーのある子育てを、マダムは尊敬している。

マダムの父がダイヤモンドプリンセスの船内で連絡が取れなくて辛かった時に、

みんなに連絡をしてくれたり、父の携帯に電話をかけ続けてくれたのも彼女だ。

彼女が生死をさまよう入院をした時には、マダムもホントに辛かった。

おそらくこうしたことの積み重ねが、お互いを思う気持ちに

繋がっているのではないだろうかと思ってるんだ。

いっつも一緒にいるわけではないけど、いざという時には

頼りたくなる、思わず連絡しちゃう親友。

そんな人がマダムの近くに(距離は遠いけど、笑)いてくれて

ホントに良かった。



あとはだな、先日また、お別れを経験した。

お別れというのは寂しいから、やめとくけど

9月から入学した長男のセカンダリースクールの

日本の先輩ママが帰国してしまった。

これはあらかじめ決まっていた予定だったけどな、

やっぱりロックダウンが明けてみんなで再会するときに

彼女がもういないことが寂しい。

マダムはあまり、こちらに友達がいないということを以前に書いたけどな、

長男のセカンダリースクール(ゆるゆる公立)の日本のママ友は

ホントに気さくで付き合いやすい人ばかりなんだ。

クソ学校、クソ学校と言って、どれだけゆるゆるか、ヤバいかを

愚痴り合って大笑い。

そんな仲間の会合に誘ってくれたのも彼女だったし、近所の

体操教室に行くのに車を出してくれていたのも彼女だ。

知り合ってから、半年もしないうちに彼女は

帰国してしまった。

ロックダウンでほとんど会えなかったけど、それでも

人間的にとても尊敬できる人に出会えて良かった。

マダムがこの国で、帰国を見送って辛かったのは

今までで2人目だ。

1度目はイギリスに来て4ヶ月しないうちに見送ったYちゃん。

彼女とはわずかだったけど、ホントにたくさん語り合って

密度の濃い時間を過ごした。

彼女が帰国するときには、あまりに寂しくて半泣きした。

大丈夫よ、絶対に気が合う人が見つかるよ!

って言ってくれたけど、なかなか気が合う人なんて

簡単には見つからない。

去年の9月以降に素敵な出会いがようやくいくつかあったけど、

そのうちの1人を見送ることになってしまった。

彼女の送別会はゆるゆる公立のママ友と盛大に、なんて夢も

憎きコロナのせいであっけなく崩れ、彼女の引っ越しの手伝いはおろか、

見送ることもしないで、なんだか寂しい別れになってしまった。

2月10日の引っ越しの前日と前々日には雪が積もってしまって

最後にもらう予定の荷物も路面凍結のために取りに行けず、

共通の友人宅に預かってもらう始末。

ホントにコロナ禍での引っ越しは彼女も大変だったと思う。

彼女は中3の受験生の男の子がいたから、12月の中旬に息子さんと一緒に日本に帰国。

2週間の隔離生活を日本でして、息子さんをご実家の両親に引き渡してから

イギリスに戻ってきた。

イギリスには娘さんと旦那さんが残って2人だけで年末年始を過ごし、年明けに

彼女はイギリスに戻ってきた。

日本のご両親に預けてきた息子さんは、祖父母宅から高校を受験。

無事に合格を果たした。

これを聞いてマダム、何を思ったか?

うちのアホゥがあと4年後の中3に同じことができるだろうか?

。。。ぜってー無理。

もうね、駐在員のお子さんたち、みんなすごーく出来の良い子が

多い気がするね。

息子だけじゃなくって、このママ友Aちゃんと同じことをマダムも出来るか?ってなったら

それもまた、ムリな気がしてる。

息子っちと日本に渡り、2週間の隔離生活を完了してすぐに

イギリスに戻るなんて、なかなか出来ることじゃない。

その上だ、2月に本帰国で引っ越しだ。

引っ越し後は下のお嬢さんの編入試験も控えているもんだから、

その日程に合わせて、帰国予定を計画したんだって。

今はみんな、コロナ禍でピリピリしてるからな

受験先の日本の学校には、隔離期間が明けてから

試験会場に来たことを証明するために

帰国日が記載されているパスポートを提出しなきゃならないんだって!!

日本での隔離期間を考慮に入れて、予定を組まなきゃならない上にだ、

イギリスから日本行きの飛行機に乗るためには

搭乗前の72時間以内に行うコロナ検査が陰性である必要が

あるんだって!!

だから、2月の13日のフライトのために2月10日に引っ越しを完了させて

そして10日の夕方には、空港近くのホテルにチェックインしたんだわ。

マダムも顔を出したり、彼女と話したりしたい気持ちはあったけどな

もし万が一、マダムが自覚症状なく感染してて、

それを彼女にうつしてしまったら、彼女一家は日本行きの

飛行機に乗れなくなってしまうんだ。

そして、娘さんの編入試験が受けられなくなってしまう。。。

もうね、絶対に陰性で帰国しなきゃならない彼女のプレッシャーたるや、

想像するだけで、なんだかこっちも苦しくなるよな。

本来ならば、本帰国の引っ越し後は最後のロンドンを数日満喫して

帰国するんだけどな、今回は厳重注意で空港ホテルに直行して

そこから3日間静かに過ごして、空港そばのクリニックで陰性を

証明してようやく飛行機に乗って帰国、帰国後は

14日間の隔離生活、こんな流れで彼女は過ごしたわけだ。

子供の受験と海外生活、アレンジする親の能力が問われるんだな、と

彼女がいなくなった寂しさもあり、その上、自分はあんなにうまく

アレンジできないし。。。とまた、世間のママと比べて自分のダメ母っぷりに

がっかりしてしまったのであーる。

彼女の経験はホントに貴重だからな、絶対にブログなりに

するべきだ、とマダムは強く勧めたとさ。

 

おしまい。

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