ダイヤモンド・プリンセス

ボンジュール。

マダムの家族全員おうち生活も37日目。

北ロンドンは今日も晴れだす。

女優の岡江久美子さんが

コロナに感染して亡くなったんだってね。。。

3日に発熱、6日の朝に急変で

23日に亡くなるなんて。

コロナの恐ろしさにホントにぞっとする。

今、自分たちが出来ることは何か?

とにかく、医療従事者の負担が増えないように、

医療崩壊を招かないように、

騒動が落ち着くまでは

家でじっとしていること。

もう、これしか出来ないわ。

マダムは看護師を引退して

ぐうたら生活をしてしまっているけどさ、

マダムの友達の中には

現役でバリバリ働いている

看護師もたくさんいるわけだ。

今のこの騒動のさなかにも

夫や子供もいるにも関わらず、

感染の危機にさらされながら

頑張ってる友達には

ホントになんて言ったらいいかわからないくらい、

感謝というか、感服というか、

言葉にならない思いがあるわけ。

彼女たちの献身が

無駄になることがあってはならないと

思うわけ。

外出自粛に不平不満を言えるのなんて

ホントに贅沢なこと。

外出を自粛して家に残っていたいのに、

働きに行かざるを得ない人たちが

実際にたくさんいるということを

周りがもっと認識して

国を挙げて取り組まないと、

ホントにたくさんの尊い命を

失うことになる。

1人1人が気を引き締めて

もう一踏ん張りして欲しいものだと

願ってやまないマダムなり。

岡江久美子さん、はなまるマーケットで

よく見てて、からっとした明るい人柄と

素敵な笑顔が大好きだったのになぁ。

やっぱり、マダムもショックだす。

獏さんや娘さんのことまで頭に浮かんでね、

ホントにお気の毒でならないわ。

ブログをはじめて30日にして、

志村けんさん、岡江久美子さん、

マダムの知ってる芸能人が早くも2人も

亡くなってるわ。

やっぱり、なんか気持ちも落ち込むわな。

彼女のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。。。




今日はね、マダムがこのブログを

はじめてから31投稿目になるんだ。

ブログやるぜぃ、ってコミットするからには

それなりにきっちり取り組まないと

定期的に読んでくれる人なんて出来ないぜってことで、

最低でも週3投稿を目標に、

でも、出来ることなら毎日なと、

自分自身に課してだ、

マダムにしちゃー、めちゃくちゃ

頑張ったがな。

子供の寝かしつけでなーんにも書かないまま

寝ちゃったときなんかはだ、

夜中に起きて朝の4時、5時まで書いたりと

なんでここまで頑張ってんだ?って

マダムも思っちゃうくらい(笑)

でも、もう書くのがほとんど習慣になっててだな、

書かなきゃいられなくなってんだよな。

もし、今この瞬間に

マダムのブログが更新してるかを

訪問してくれた人がいたとしてだ、

あ、なーんだ

ずーっと、更新してないじゃん

って思われたらだ、マダムは大切な

数少ない読者を失うことになるわけだ。

このおばたん、遅くなることあるけど、

結構更新頑張ってるな

って思ってもらえたらだ、

多分、1日更新してなくても

また見てくれるんじゃないかとか

完全に思考がブロガー気分になっていてだな、

読んでくれる人がマダムの更新の頻度に

まず、信頼を寄せてくれるということが

第一の目標になってるんだな。

自分の発信が人に伝わるっていうのが

こんなに嬉しいことだと思わなかったさ。

はじめてコメントがついた時の嬉しさは

忘れられないものがあるわな。

だから、毎日更新を頑張ってる

この状態が辛いか?となるとだ、

中途半端な気持ちじゃ出来ないし、

大変ではあるけれども

辛いなんて気持ちは全くなくてだな、

自分が紡いだ言葉なり、文章なりが

いつか誰かが読んでくれるんじゃないかと思うと

ワクワクするんだな。

文章書くのが好きだからだろうな。

自己主張も激しいし、引きこもりも

大好きだし、マダムに合ってるんだろうな。

なんでもっと早くに

ブログにコミットしなかったんだろう?って

思うくらい(笑)

でも、今言えることはだ、もっと前にコミットしていたら、

おそらく3日坊主だっただろうということな。

きっと、今なんだよ、

マダムにとってのベストなタイミングは。

機が熟したというかね。

そして、自分が好きなことで

長く取り組めそうなことを

見つけるまでに、

今までかかったわけだ。

じゃー、読んでくれる人は増えたか?

っつーと。。。

まぁ、ボチボチですがな💦

日本のお友達と身内ぐらいかなぁ。

総合閲覧数を見て、

あぁ、今日も増えてないや、とかね

思ってるんだすよ。

そんな感じでみんな、

2、3ヶ月でやめていくんだと。

だからさ、マダムは1人でも2人でも

読んでてくれる人がいるんなら

それでいーじゃん、

読者増えないんなら止めるべし、にならずに

自分の備忘録のつもりで

淡々と続けていこうとまた、

決意を新たにしたんだわ。

それでだ、マダムのブログが30投稿続いたら

絶対に書いたるぜぇって決めてたことがあったから、

今日はそれについて書かせてもらうわ。

もしかしたら、ロンドンの情報が入れられないかもしれないんだけど、

日によって入れる、ってことでご勘弁を。

 

 

マダムがイギリスに暮らしてから

今までの1年3ヶ月でだ、

辛かったことが大きく分けて

4つあるな。。。

辛いぞベスト4くらいにしとこうか。

1つ目はだ、

学費がきつすぎ&子供たちの学校が

なかなか決まらなかった問題。

→これはもう、書いたな。

2つ目はだ、今のこの状態。

コロナの感染爆発による、

ロックダウン生活。

→まぁ、これも当たり前だ。

残り2つあるんだけどさ、

今日はその1つについて

話そうと思うんだ。

タイトルのダイヤモンド・プリンセスについてね。

クルーズ好き、クルーズ狂いの

マダムの父に勧められて、

マダム一家が初めて乗った、思い出のクルーズ船だ。

って言っても、クルーズ旅行自体に

まだ、2回しか行ってないけどな💦

このダイヤモンド・プリンセスに乗ったのは

2016年の夏だ。

次男を2015年の冬に出産したもんだから、

2016年の夏の旅行の行き先に

マダム一家は悩んだわけだ。

大好きな3度の飯より、昼寝より、

旅行が大好きなマダムはだ、

予算の関係もありで、それまでは

もっぱらアジアばかりを旅行していたんだわ。

長女が小さい時にはお決まりのグアムを

リピートって感じだったんだけれど、

だんだん刺激が足りなくなってだな(笑)、

マダムがチキンな夫を説得して

好んで行くところはだ、

マレーシアでは大都会のクアラルンプールではなく、

ボルネオ島のオランウータンの自然保護区だったり、

タイではバンコクで

椅子がついた象の背中に乗るんじゃなくて、

北のチェンマイのエレファントホームまで行って、

自然の中で飼育されている象に乗って

山の中に入って行って、

象と泥遊びをしたり、水浴びをしたり、

首長族を訪ねたり、なわけだ。

まぁ、キレイに観光が整備された所よりも

ローカル臭漂うマイナーな所に

マダムは刺激を求めて、

引き寄せられてしまうわけだ(笑)

ま、この通り、おそろしいほどの

無頓着だからな、宿がきれいじゃなきゃとか、

衛生的じゃなきゃとか、

ほとんどこだわりがないんだすよ。

おまけに食のこだわりもないでしょ、

だから、まぁ、どこだって行けるんだわさ。

 

 

そしてチビが生まれてすぐの夏だ、

さすがに生後8か月の赤ん坊を

ローカル臭あふれるマイナーな所に

連れて行くのはどうかということになり、

はじめてクルーズ旅行に挑戦してみたわけだ。

結果としては。。。ドはまりよ。

船に乗ってしまえば、船にある大きなプールで遊んで

疲れたら大好きな昼寝チャレンジしに部屋に戻れるし、

毎晩、見ごたえのあるショーも見れるし、

フォーマルデーには

ドレスを着て、非日常を楽しめるし。

偽物でもセレブ気分だわさ(笑)

豪華な食事を食べて、遊んでいるうちに

寄港地にも着いちゃうんだから。

5人でぞろぞろと移動するストレスから考えたら、

極楽ですがな。

車だったらマダムか夫が運転しないと

目的地に行けないわけだしさ、

ハンドルを握る責任もなく、ストレスフリーで

移動が完了するわけだ。

寄港地の自由時間にブラブラ観光して、

また船に戻って、部屋で休んだり遊んだり。とにかく、このクルーズ旅行は

赤ん坊だったちびを抱えてても

なんの負担も感じずに楽しめたわけだ。

そうそう、ここでクルーズ旅行っつーと

マダムの友達の中にも

すんごいセレブじゃないと行けないくらいに

勘違いしている人が多いから言っとくとだ、

マダムは個人的には

ものすごくコスパが良い旅行方法だと

思っとります、はい。

というのはだ、旅行代金に

食事代がぜーんぶ、ぜーんぶコミコミだし、

移動に💰はかからないしだ、

同じことを陸路でやろうと思ったら

おそろしいほどの費用になるわさ。

船の部屋のランクにもよるけどさ、

マダム一家も、ボロ家住まいのじーちゃんも

迷わず、一番安い船室を選ぶわけだ。

窓なし、内側キャビンだ(笑)

そうすると1人1泊1万円くらいで

船内の生活が満喫できるわけだ。

一番お高い船室の値段は

おそらく何十倍もするから

もちろん、ホントのセレブも中には

いるわけなのよ。

だから、本物のセレブと同じ船に乗って

お安くセレブ体験が出来る

まぁ、アトラクションだわな。

ビビディ・バビディ・ブティックの

プリンセス体験みたいなもんだな(笑)

このセレブ体験に1人当たり、1日15ドルだったかな?

サービス料がかかるから、

5人家族だとまぁ、1日75ドルとかかかって

旅行の日数分だから地味に痛い出費になるんだけどさ、

それにしたって、かなりコスパは良いわさ。

じーちゃんいわくだ、

クルーズ旅行っつーのは

体力がないお年寄りや、

マダム一家みたいなチビ連れにこそ

おススメの旅行法なわけだ。

実際、高齢者率はかなり高いし、

車いすの人もいたりする。

一旦、船室に荷物を置いてしまえば

下船までそのままでいいからね。

移動に体力を使うこともないし、ホントに

良く出来た仕組みだと感心しっぱなしだったわけ。

じーちゃんはさ、このクルーズに

夢中になってて、年に4、5回行ってたわけ。

普段は例のボロ家でひっそりと

節約しながら生息してだ、

彼の唯一の楽しみはクルーズ旅行だったわけね。

そして彼のひいきは、

なんといっても、プリンセスシリーズだ。

今まで、コスタやMSCにも乗ってみたんだけどね、

食事の美味しさでは

プリンセスがダントツなんだと。

しかも、同じ会社の船に乗り続けると、

どんどんランクがアップするわけよ。

そうなるとだ、ランクに応じて

クルーズ料金のリピーターの割引率も

高くなってくるわけだ。

そういうわけで、

じーちゃんのクルーズ旅行は

プリンセスシリーズ一択になったわけだ。

おそらく、15回近く

乗っていたんじゃないかと思う。

プリンセスシリーズには

まぁいくつもの船があってだな、

思いつくだけでも

エメラルド・プリンセス

サファイア・プリンセス

ルビー・プリンセス

サン・プリンセス。。。

と、あるわけね。

プリンセスクルーズ一択の

じーちゃんの影響で

マダムは初めてダイヤモンド・プリンセスを体験し、

やっぱり食事がめちゃくちゃ美味しくて

プリンセスファンになり、

去年の夏の2回目のクルーズも

イギリス発のサファイヤ・プリンセスに

乗ったんだわ。

 

 

ダイヤモンド・プリンセスは主に

日本を中心に運行しているクルーズ船なわけね。

クルーズの旅行っつーのは

外国を最低1か所は経由しなければ

ならないんだと。

横浜発着が多いダイヤモンド・プリンセスはだ、

南航路と北航路を周るプランが多いんだ。

もちろん、いろんな航路があるし、

期間によって寄る外国も変わってくるんだけどね、

国内ベースで考えると

南航路の時には

韓国の釜山に寄港したり、

北航路の時には

ロシアのコルサコフに寄港したりと、

必ず外国に立ち寄るわけだ。

で、じーちゃんはさ、

少し前までは海外に飛んでから

外国の港から出るプリンセス系列の

クルーズに参加するなんてこともしていたんだけどね、

ここ最近はすーっかり

気力も体力も落ち込んでしまって

日本を主に周る

ダイヤモンド・プリンセスしか

乗ってなかったんだわ。

国内の移動もしんどいとの理由で

横浜港に発着するやつのみね。

そんなんじゃ観光は同じところでつまんないじゃない

って思うでしょ?

我がじーちゃんは相当な偏屈の変わり者でだ、

寄港地で観光なんてしないんだわさ(笑)

観光命のマダムからしたら、考えられないけどな。

じーちゃんはだ、社交ダンスが趣味なんだわ。

ちなみにじーちゃんの名誉のために

ちょっと書いといてやるとだ、

じーちゃんはチビデブの社交ダンス好きな

じーさんじゃないからな。

身長は180ちょっとあって、まぁ、スラーっとしてるんだ。

禿げてもないな。

まぁ、マダムの夫より見た目はいいな(笑)

今はだいぶジジくさくなっちゃったけどな、

マダムの長女はいまだに

おじいちゃんはそこらへんのおじいさんよりも

ずっと、ずっとカッコいい

と真顔で言ってるんだわ(笑)

これは、完全な身内びいき炸裂だけどな。

で、母も10年以上も前に他界しているもんだから、

同じダンスが趣味の彼女と一緒に、

クルーズに行って、

船の中のダンスホールで踊るっていうのが

彼の楽しみだったわけだ。

マダムはもちろん、それに大賛成だったよ。

母亡き後に、マダムがじーちゃんに

ずっと寄り添ってやれるわけじゃなし、

一生孤独な老人でいてくれなんて

思っちゃいない。

あんな偏屈じじいに付き合って

彼の老後の楽しみに

寄り添ってくれてる彼女に

むしろ、感謝だすよ。

会ったことはないけどね。

じーちゃんがマダムに会わせたいなら

会ってやってもいいし(笑)、

会わせたくないなら

会わなくていいって感じかな。

まぁ、ドライなもんよ。

じーちゃんの人生だもん、

じーちゃんが幸せでいてくれれば

それでいいがな。

そうそう、それで偏屈じーさんは

ダンスが目的、あとは日々の食事の用意から

解放されて、リフレッシュするために

船に乗るわけだ。

観光は全く興味がないんだと。

だから、彼女に誘われても

寄港地でブラブラ観光したりはしないんだ。

観光に余計な💰も使いたくない、なーんて

引くほどのドケチぶりでだ、

観光は彼女が1人か、ダンスのお仲間と行くみたいだ。

かわいそうに。

マダムならぜーったいにこんな

偏屈なじーさんとは付き合えんわ(笑)

みんなが観光に出てる間は

1人でプールサイドでのんびりと気ままに過ごしたり

しているそうな。

そんな感じでマダムの父は、

横浜発着のダイヤモンド・プリンセスに

航路なんて全くお構いなしに

よく乗っていたんだすよ。

 

 

そんな中、じーちゃんはいつものリフレッシュに

いつものダイヤモンド・プリンセスで

1月20日~2月4日までの東南アジア16日間の

クルーズに行ったわけだ。

乗船の前日に

ボロ家の寒さと三食の飯の心配から

解放されるのが楽しみだってLineが来てだな、

はいはい、楽しんでね~

なんて、マダムも返事してたんだ。

あとは、旅行中は基本、連絡はなし。

海に出てる間に通信料がバカ高くなるのを

じーちゃんはイヤで電源を切るからね、

どこかの港に着いてからたまに連絡があるかどうか、なわけ。

1月30日に、マダムの中国の友達が4人いるグループLineで、

中国へのマスクの発送についてのやり取りがあって、

だいぶ世間もざわざわしてたんだよね。

2月にはイギリスにもウィルスが上陸したんだ。

そしたらだ、突然じーちゃんから

明日(2/4)下船の予定がコロナの検疫で、

長引きそうだってメールが入ったんだ。

ダイヤモンド・プリンセスの乗客にコロナの感染者が出たって。

マダムははじめ、びっくりしたんだけど

おそらく1日か2日、下船が遅れるだろうくらいにしか

思ってなかったわけよ。

じーちゃんなんて毎日が日曜日なもんだし、

食事も出るんならラッキーくらいに思って

のんびりしてなよ、なんて応じてたくらい。

2月5日にはダイヤモンド・プリンセスの

コロナ感染者が10人っていうのがニュースで流れてだ、

乗客は船内に14日間とどまらなきゃ

ならないかもしれないってなってだ、

じーちゃんに連絡つかなくて

だんだん心配になってきたんだ。

 

 

 

もし友達に相談したら、

じーちゃんがあの船に乗ってたってだけで

偏見を持たれたらどうしよう、とか

心配かけたら悪いな、とか

色々な思いが出てきて、しばらく誰にも言えなかったんだ。

でも、じーちゃんには相変わらず、連絡がつかないわけ。

もしかしたら、何かあったら、って

悪い方にばっかり考えちゃって、

心配で心配で1日中、じーちゃんのことを

考えてる状態よ💦

それで、とうとう、マダムが1人で

この不安な気持ちを抱えきれなくなって、

グループLineでみんなに告白したんだ。

マダムの仲の良い友達は

マダムの所に手伝いに来てくれてたじーちゃんを

良く知ってるし、みんな1回は

じーちゃんの手料理を食べてるわけね(笑)

だから、みんなじーちゃんの事をすっごく心配してくれて

じーちゃんの携帯の番号を教えて、って言ってくれて、

携帯に電話をかけ続けてくれたんだ。

おじいちゃんの携帯にやっとつながって

話せたよ!

って友達が知らせてくれた時は、

ホントにほっとした。

もぅ、水くさいんだからー、早く言ってよ~って

言ってもらった時には、泣きそうになったわい。

それからマダムは心配してくれたみんなに

お礼を言いなさいとじーちゃんをグループLineに

招待したんだ。

そしたらみんな、優しくてだな、

じーちゃんを励ましはじめてくれたんだ。

そのうち、じーちゃんが隔離生活を報告して、

みんながじーちゃんにエールを送るというね、

不思議な連帯感が生まれてだ、

マダム、どれだけみんなに助けられたか、

わからないんだ。

この時ほど、友達のありがたみを

痛感したことはなかったね。

なんか、この時の連帯感が

マダム、とっても嬉しかったんだ。

結局、じーちゃんが下船できたのは2月21日。

その間は、マダムもずっとニュースをチェックしていたけど、

結構心無い書き込みに、身内として傷つけられたな。

コロナ船にいる人間は一生、船から出るな、とか

いいご身分でクルーズなんか行ってるからだ、なんてあってさ、

ちょっと待ってよ、感染者が出たからって

乗船してた人間の責任じゃないでしょ、って思ったわい。

じーちゃんだって、もちろんこんなことになるなんて

思ってもないわけだ。

長引く隔離生活が続いて、

最後の方は精神的にも肉体的にも消耗して、

しばらくはグループLineに

近況報告なんて出来る状況じゃなくなってたんだわ。

 

 

結局、船での隔離生活で消耗しきったじーちゃん、

下船時の検査で陰性を確認して解放されたにも関わらず、

コロナに感染してしまったんだ。

2月25日に検査入院して、そのまま入院したの。

ヤフーニュースで千葉の70代男性なんて出てさ、

心配で胸が張り裂けそうだったわ。

イギリスに来るとき、マダムはじーちゃんに

出来るだけ長くイギリスいたいから、じゃーね、

なんて言ってこっちに来たけどさ、

この時ほど、日本に戻りたいと思ったことは

なかったね。

マダムが戻ったところでじーちゃんに会えるわけじゃなし、

何かしてやれるわけじゃないのは

わかってるよ。

でも、日本とイギリスの距離と時差が

もどかしかったんだ。

とにかく、何かあったらすぐに駆け付けられないっていうのが

辛かったな。

マダムの兄は仕事で忙しいし。

じーちゃんはホントに1人ぼっちで

連絡つく家族はいません、なんて言って

入院したんじゃないかと思うと

なんともいたたまれない気持ちになったのね。

じーちゃんは結局、3月6日に無事に退院したんだ。

その間、Lineで安否確認をしていたわけだけど、

重症化して亡くなっちゃう事例も

どんどん出始めていたからさ、

Lineの返信が遅かったりすると

どんどん悪い方へ悪い方へと

思いつめちゃってさぁ。

このまま、じーちゃんが重症になって

会えないままに死んじゃったら

どうしよう?って毎日、思ってたの。

なるべく考えないように、

ふつーに生活しようとは思うんだけどさ、

やっぱりマダムにとっては1人しか残っていない

親だから、まだまだ生きててくれなきゃ困るわけ。

何をしてても、じーちゃんの事を考えちゃって

他のことが手につかなかったがな。

これがマダムの辛いぞベスト4の1つだ。

マダム、珍事によく遭遇するっていうのは

前に書いたと思うけど、

まぁ、これもじーちゃんは大変だったし、

マダムも辛かったんだけどさ、

まぁ、ホントにピンポイントでじーちゃんかい、って

感じでさ、

マダムの持ってる?のをよく知ってる友達はだ、

マダムの周りってほーんといっつも

何かしらあるよね。。。

ってビックリしてたがな。

キツネに庭で死なれるなんてことも、

イギリス永住組に聞いても

初めて聞いたって言われたしな(笑)

そんなわけで、

今まで書いていなかったんだけれど、

マダムの身内に感染者がいました、辛かったんです、っつー話しな。

 

 

今はじーちゃんはだ、よっぽど辛かったのか、

家からなんて出歩かないよ。

誤解のないように言っとくけど、

下船してからもずっと家にこもりっぱなしだったんだ。

クルーズはもう、こりごりだって。

行けたとしても、多分、精神的なダメージが

落ち着いてから、数年後だろうなって言ってた。

マダムは。。。騒動が落ち着いたら行きたいかもな。

だって、最高だったんだもん。

でもな、この間、ずーっと入港拒否されて

漂流してたクルーズ船あったじゃない。

あれは、ダメだよ。

ダイヤモンド・プリンセスの騒動の真っ最中とか、

直後の出港だもんな。

まだ、しばらくはダメだよ。

 

 

入院していたじーちゃんがどうやって

コロナを克服したかっていうとだ、

薬なんてもちろんない、

隔離された環境の中で、

とにかく食べて寝るしかなかったんだと。

だるくてだるくて、いくらでも寝れたんだって。

で、食欲はなかったんだけれど、

もう、無理してでも出された食事は

完食したって言ってたな。

不思議なことにだ、

同室で一緒に軟禁状態だった彼女はだ、

なんともなく、陰性だったんだ。

だから、やっぱりその時の体調とか、

個人差が大きいんじゃないかと思うわけ。

じーちゃんはコロナの怖さをよく知ってるからさ、

イギリスがまだ、軽視していた時にも

マダムにずーっと警告してくれていたわけだ。

マダムはいまだに、

じーちゃんが急に調子が悪くなったりしないかと

やっぱり心配が続くわけ。

 

 

そんなこともあって

4月には絶対に一時帰国して、

じーちゃんの元気な顔を見たかったんだけどな、

一時帰国を真っ先に反対して

日本に来るな、そこから動くなって

マダムに言ってくれたのも

他ならぬ、じーちゃんなわけだ。

じーちゃんは家にこもって1日中、

コロナのニュースを追ってるからね、

マダムはじーちゃんのことを

コロナ評論家と呼んでるんだ(笑)

じーちゃんだって、マダム一家に

会いたかったはずだよ。

今はね、とにかくお互いに生き延びることだけを考えて、

じーちゃんと元気な姿で

再会しようなって話しているんだすよ。

おーっと、長くなっちまった。

みんなも、くれぐれも気をつけて。

マダムが、ずーっと書かないでいた事の告白。

長文、読んでくれてありがとう♡

 

おしまい。

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