GPについて。

ボンジュール。

マダムの家族全員おうち生活も44日目。

北ロンドンは今日は晴れ&雨。

これぞイギリスっつー感じでだな、

急にパァーと晴れて明るくなったり、

暗くなって雨が降り出したり、と

ホントに気まぐれ感全開のお天気だ。

きのうはだな、我が家が登録している

近所のGPから通知が来て、

次男のレセプション入学前の予防接種に、

夫が連れて行ったんだ。

それで、ちょっとこのことについて

書いとこうと思ったんだわ。

手続きなんかはマダムが実際にやったわけではなくて、

また、記憶もだいぶ定かじゃなくなっているので

詳細は個々で確認されたし、なんだけど、

とりあえず大まかなことを記しておきまする。

イオンモバイル

 

えーっとね、まずGPについてね。

これね、総合診療医(General Practitioner)といってね、

日本でいうところのかかりつけ医みたいなものなの。

以前に書いた、NHS制度(国営の医療費原則無料の医療保険制度)

のもとにある病院だから、

原則無料。

NHSには女性は16歳から60歳まで、男性は65歳まで

強制的に加入させられて、所得に応じて

保険料を払うシステムで、

6か月以上イギリスに滞在する場合には

加入しなくちゃならないんだと。

で、イギリスに駐在なんかで来た場合は

まず、GPに登録することをおススメするわ。

マダムの友達の中には

GPに登録していない人もいるんだ。

確かに、日系の病院に全てを任せる!っていう場合は

それほど必要ないかもしれない。

マダムも、英語が話せないとの理由で

ほとんどGPのお世話に今までなったことが

なかったので、果たして必要かいな?って

思ってたんだけどさ、個人的には

やっぱり登録しといてよかった、

これからはもっと利用したい、って

思っているから、ちょっと説明しておくね。



えーっとね、イギリスに来て

住まいが決まったら、

自宅から近いGPを探して登録する必要があるんだわ。

NHSのサイトとか、GPのサイトで自宅近くの

GPを探して、そこに問い合わせてまずは登録ね。

マダムの場合は、これは先に現地入りをしていた夫が

済ませていたんだわ。

おそらく、住所がわかる公共料金の支払いの紙と

パスポートなんかの身分を証明するもので、

自宅から近いGPに行ったんだよね。

そうすると、このGPがかかりつけ医になるわけ。

こっちの医療は、はっきり言って不便だす。

っていうか、日本がホントになんでも揃いすぎてるんだよね。

日本の医療は、ホントに神レベルな。

イギリスでは、何をするにもまずGPなわけ。

日本みたいに自分が行きたい科に

好きな時に、好きなようには行けないわけ。

腰痛がひどくて整形外科にかかりたいとか、

肌荒れがひどくて皮膚科にかかりたいなんかも

まずはGPに行って相談して、GPから

紹介してもらえないと専門医には

かかれない仕組み。

だから、不便といっちゃー不便。

マダムもはじめ不満たらたらだったんだけどさ、

本来の医療の姿はこれで良いのかも。。。って

今は思ってるんだ。

ここにいるとさ、病院なんてそんなに

かかんなくても生きてけんじゃんって

気にすらなるわけよ。

まず、GPに行かなきゃなんないからさ、

日本みたく、ちょっとした虫刺され程度で

おかーちゃんが大騒ぎして皮膚科にかかったり

しないんだな(笑)

たいがい、GPか薬局で相談して薬買って

済ませちゃうんだ。

不便な生活のおかげで、気づかされたことも多いんだわ。

ま、そんなわけで言葉のハードルも高い上に、

専門医にかかるまでに

面倒な手続きをふまなきゃならないから、

さっと相談して薬をもらいたい時には

日系のプライベート病院に行っちゃうって

いう人が多いのも事実。

駐在の場合は、会社から

日系病院の診察代もカバーされることが多いからね。

現地の病院にかかるストレスを考えたらって、

日系病院オンリーの人も結構、多いんだ。

でも、期間限定の駐在ならそれでなんとかなるんだけれど、

永住さんともなると、そうは言ってられないからね、

プライベート診療の日系病院なんて

よっぽどのことがないと行かないって言ってたわ。

でも、永住さんに言わせてみると、

せっかく高い保険料払ってんだから、

GP利用しないてはないわよ!!

ってわけよ。

で、マダムもそっか~、

高い保険料払って、利用する権利があるなら

やっぱりGPに行ってみるかぁと

なったわけだ。



GPに登録さえできれば、必要な時に

電話で予約入れて、かかればいいわけね。

我が家の場合は、夫がまず、GPに登録して

マダムと3匹があとからこっちに来てから

また、全員でGPに行って登録してきたんだわ。

本人を確認しないことには、とか言われて、

夫が代理で家族分の登録は

出来なかったんだ。

ちゃんと実際に行って、身分証明書を見せて

登録する必要があったな。

その後、マダムの年齢に応じた検診の

通知みたいなのが自宅に時々、来ていたんだけれど

英語読めないし、ほとんど放ったらかしにしてたんだわ。

登録だけして、安心して利用はなし。

普段はもーっぱらロンドン医療センターオンリーだすよ。

ロンドンには他に、ジャパングリーンメディカルセンター、

日本クラブ メディカルクリニックなんかがあるんだ。

どこも悪い評判なんかは聞かないからな、

高水準の日系の安心した医療が受けられるんだと思うな。

マダムはロンドン医療センターしかかかったことがないから

ここだけについてしか言えないけどな、

何度もかかってるんだけど

ホントに素晴らしい病院だすよ。

先生もスタッフもみんな、優しい。

そして、24時間365日電話受付がある。

ま、そんなこともあってだ、

GPに登録していなくても日系病院だけでも

なんとかなるわけだ。

ただし、ただし!

やっぱり診察代はおそろしく高い。

かつて、次男が日曜に40℃を超える熱を出した時には

さすがに診てもらった方がよかろうということになり、

休日診療に連れて行ったんだわ。

マダムの夫の会社は今でさえ、

会社の保険が効いて

キャッシュレスで受診が出来るようになったものの、

少し前までは、一旦全額をこちらで

立て替える必要があったのね。

病院で発行される領収書を会社に提出して

請求しないことには

費用が戻ってこないという

なんとも不便な仕組みだったんだわ。

で、次男の受診料を立て替えてびっくり。

400ポンドを超えていたんだわさ。

確か、休日の時間外の料金が250ポンド前後だったのよ。

で、処方される薬は市販薬よ。

休日に先生が診てくれてるし、

先生はホントに優しいし、

やってもらっていることには

感謝しかないんだけどさ、

まぁまぁ、それはそれはお高いんだわさ!

これ、GPだったら平日だけだけど、無料だからね。

この時は休日だったから仕方ないにしても、

プライベート診療がいかに高いものかって

いうのは、身をもってわかったわけだ。

極めつけは、だよ。

次男の休日診療の先生に、

後日、しっかり治ったかを改めて

小児科の先生にきちんと診てもらうようにと言われて、

数日後に再度予約を入れて

平日に受診したんだわ。

再診の時の先生は、休日診療してくれた

いつものマダムも良く知ってるお馴染みの

先生じゃなくて、小児科の先生だったのね。

で、ここの先生のいい所は

プライベート診療だからか、

お高いのをよく承知してくれているからか、

とにかくよく診てくれるんだ。

長女を風邪で連れてくときなんかも

彼女は体が小さいのが悩みで

マダムも密かに心配しているからだな、

先生よ、ちょっくら身長測って下さらんか

なんて言ってだな、気にかかることを

ついでに先生に聞いたり、診てもらったりするわけだ。

先生もなんでも質問しやすい雰囲気で色々、

聞いてくれるからだな、

あー、やっぱりプライベートなだけあるなぁと

納得の対応をしてくれるんだわ。

そうそう、それで次男の高熱後の再診で

小児科の先生に診てもらったんだ。

ついでに、体をくまなくチェックしてくれたわ。

さすがプライベート、なんて感心してたら

突然、その小児科の先生が

次男の目が、

ちょっと斜視っぽくないか?

って言ってきたんだわさ。

そう、うちの次男はね、他の兄弟の手前、

あんまり大きな声じゃ言えないんだけどね、

ちょっとだけ、いい顔してるんだすよ(笑)

一番、可愛い顔をしててだな、

目が大きいんだ。

で、その先生も

目が大きいからそう、見えるだけかも

知れないんだけれど。。。

ちょっと内側に向いてる気がしないでもないんだよね~、

斜視は視力にも影響が出るからね、

念の為、眼科のスペシャリストに

診てもらった方が良かろう、念のためね、

ということになり、月に1回か2回、

ロンドン医療センターに来る

眼科の専門医の診察を受けることに

なったんだすよ。

で、眼科の専門医は外国人なんだけれど

日本語も話せてだな、とにかく

丁寧に次男の目を診てくれたわ。

結果としては。。。目が大きいだけで

異常はなし。はぁ~、良かった!

一応、半年後にまた、様子を見に来るように

言われていたんだけどね、

まだ、行ってなかったわ💦

だってね、だってね、当時は立て替えてたから

びっくりしたんだけどね、

その額、600ポンドだよ~!!

140円計算だと84000円。

だから、悪くはないんだけど

なにしろ、お高いんだわさ。

そんな経験があってから

マダムもGPの利用を

真剣に考えはじめたわけだ。

風邪ですぐに診てもらいたい時、

予防接種なんかの相談に行きたい時(また、書くね)

なんかはロンドン医療センター、

で、長女が風邪かなんかで

自分で症状を伝えられる場合や、

長女が付き添える場合はGP、というように

使い分けはじめたんだ。



 

マダムは母が婦人科系のガンで亡くなっているからな、

とにかくイギリスでの

乳がん検診や、子宮がん検診に不安があったんだ。

日本にいた時にはそんなに真面目に

検診に行ったこともなくてだな、

イギリス行きが決まってから

急に慌てて、色々検診をしたわけだ。

そしたら乳房に小さなしこりが見つかり、

おそらく悪性のものではないだろうけど

半年や1年ごとには検査をした方が良い、とか

言われてだな、

イギリスに来てだいぶ経つし、

そろそろどうしようか、なんて思っていたわけだ。

結論としては、こっちで無料の乳がん検診は

確か50歳にならないと受けられないんだ。

マダムは一応、40代前半と後半で分けたら、

まだ、前半だからな!!(笑)

当分、GPの無料の乳がん検診は

受けられないわけだすよ。

だからこれは、💰がかかっても

ロンドン医療センターの

乳腺外科の女医さんに診てもらったんだわ。

あとは、日本に一時帰国したら

以前にかかった病院にまずは行くつもり。



 

で、子宮がんについては

子宮頸がんの検査の案内がGPから来てたわけだ。

婦人科系の知らせが来てるってことは

やっぱりわかってたからね、

そろそろ真面目に考えなきゃあかんがなって

思い始めていたんだよね。

今までは、ほったらかしにしていた通知もだな、

家計がカツカツになるに従って

利用できるものは利用しないと、っていう

意識がマダムも働いてだ、

わからない単語はマダムもようやく、

スマホでチェックしたわい(笑)

いつもだったら夫に予約の電話を入れてくれ、だの

言うんだけどな、確か夫に言ったんだけど

婦人科の検診の予約だったから

即座に却下されたんだわ(笑)

そりゃそうだ、月経だの月経周期だのって

書いてあるんだもんな。

で、電話ができないチキンなマダムは

その紙を持参で、長女に付き添ってもらって

子宮頸がんの検査を受けたい、

予約を取りたい旨を

直接GPに行って、言ったんだわ。

そしたら、生理が来てからじゃないと

予約が入れられない、

生理が来次第、電話をするように言われて

帰されちゃったんだわ。

いやいや、前回の月経がわかるように

手帳を持ってきたんだすがねぇ、っつーのは

心の声な。

そんなこと、ちゃんと言えるはずもなく

お、おう、じゃ、生理が来たら連絡するわ

ってことで帰ったわ。

で、生理が来たんで、いよいよ予約だ。

でも、チキンなマダムは電話はパスだ。

しようがない、長女はいないけど

1人でGPまでまた、紙を持参で行ってきたわい。

紙を見せてだな、これがやりたいんだと訴えて

今日、ピリオドが来たとかなんとか言って

ようやく、予約を取ることに成功!

おー、英語が話せないマダムでも

なんとかGPで、子宮頸がんの検査の

予約が入れられたわい、と

達成感でいっぱいだったわさ。



で、初のGPでの検査。

これはだ、忘れもしない今年の1月21日だ。

うそうそ、手帳でしっかり確認したわい(笑)

マダム、イギリスに来て1年が経ってようやく、

GPの検査に行けたわけだ。

ズンバの永住組にあらかじめ、

GPでの検査については聞いてたから、

まぁ、検査自体は大したことなかったわ。

日本みたいにバスタオルをかけてくれたり、とか

そんな細やかな配慮は期待するなって言われてたけど、

その通りだったわい。

でも、個室で同性がやるから、まぁ、

たいしたことないわ。

こっちでは、検査はナースがやるのね。

ナースもちゃんと診察室を持っててさ、

検査や注射はナースがするんだわ。

すごい話しやすい感じのいい人でね、

リラックスできる環境でやってくれたんだわ。

それでも、腰を上げて、とかおそらく

彼女の指示がマダムにはわからなくてだな、

検査が終わった時には

どっと疲れたことは確か。

で、その検査の時に、

子供3人の年齢なんかも聞かれてさ、

一度、予防接種の履歴を持って

3人を連れてくるように

なんて言ってくれてたわ。

そうだよな、ロンドン医療の先生に

相談はしていたものの、

ここで無料でやってくれる

注射があるなら、こっちで

やってもらうにこしたことはないな

ってことで、3匹を連れて

長女を頼りにGPに行く予定だったんだけれど

スクールからの帰宅時間とGPにナースが

来ている時間が、なかなか合わない。

これは、春休みに入ってから

1回、ゆっくりと相談に行くしかないなって

ことになり、そのまんま。

その後はこの通り、ロックダウンよ。

現在に至る。

それでもだな、マダムが子宮頸がんの検査にも行ったし、

もちろん、3匹がGP登録をしていることもあって

チビのレセプション入学前に接種する必要がある

注射の案内が送られてきたわけだ。

今は在宅ワークで夫もいるから、

昼の休憩時間に、次男を連れて行ってもらったわけだ。

これ、GPに登録していなかったら

いつものロンドン医療センターに行って

自費で受けなきゃならないわけだ。

そうそう、夫の会社だけなのかもしれないけどさ、

予防接種は、補助はなし。

自費なんだす。

そうすると、注射の内容にもよるんだけどね、

1回につき100ポンド前後がかかるわけだ。

今まではしょーがないで、

全部自費で受けてた子供たちの予防接種も

もしかしたらGPでは無料だったのかも。。。

あー、悔しいってこともあってだな、

マダムは今後は

GPもうまく利用していきたいと

思ってる次第なんだす。

きのうは夫に、3匹の注射の履歴を持って

一度、GPに来るように言われている旨を

ナースに伝えてもらって、とりあえず

履歴だけは見てもらったんだわ。

そしたら、来週長女だけ

注射を受けに来るようにと言われてだな、

長女の受診ならマダムが行く~♪ということになり、

来週、長女とGPに行ってきやす。

また、何かわかったら書くつもり。

 

おしまい。

↓良かったらポチっとしてやってくんさい。マダムの励みになりまする。
ブログランキング・にほんブログ村へ