かっちょいい一匹狼。

ボンジュール。

マダムの家族全員おうち生活も35日目。

北ロンドンは、本日も晴れ。

日本は日を追う毎に感染者と、

さらには死者も増えてきているね。

だんだんと深刻になってきている感じだな。

まだまだ、これからだと思うから

能天気に構えているおバカさんはほっておいて、

せめてこのブログを目にしてくれてる人達だけは

十分に、十分に気をつけて欲しいと

願ってやまないマダムだす。

命あってのものだからさ、

とにかく頑張って乗り切ろうな!!

 

今日はだな、長女についてちょっと書こうと思う。

これからブログにちょくちょく出てくるだろうし、

3匹のキャラについては少し触れておいた方がいいだろうと

思ってだな、ちょっくらね。

 

長男については

ツイてない長男シリーズであらかた書いたから

だいたいはわかってもらえたと思う。

まぁ、乱暴な言い方でくくると、

対人緊張が強いコミュ障だ。

家族や慣れた人間に対しては、まぁよくしゃべるし、

今度は気を許しすぎて、空気が読めずに暴走しちゃって

人との適切な距離感がわからない、コミュニケーション能力が

低い子供だと思ってもらっていいな。

学校では走りまわるタイプの問題児ではなくて、

全く話さなくて先生を困らせるタイプな。

でも、全般的に大人しくて手がかからないから、

あやつの抱えている問題も

見逃されてしまいがちになるところが、

また困ったところだ。

友達はいるか?

と彼に聞くとだ、悩みに悩んで、

いないや。。。

ってこたえるというね。

え?○○も○○も友達じゃないの?と言うと、

そもそも友達って何ぞや?だって。

あやつ、どこから友達なのかがわからないんだそうな。

いや、おぬしが友達と思ってれば

十分に友達なのでは?

とマダムが言うんだけどな、

相手が友達と思ってるかはわからない

とか思ってしまってだな、なかなかに

対人関係を自分から構築していくのは難しい子供だと思われる。

こやつの存在は、マダムに色々なことを気づかせてくれてだな、

まぁ、大変だし、忍耐も必要とするんだけれど、

マダムのもとにあやつが生まれてきたのは

やっぱり運命というか、マダムに課された宿命とでも

いうべきか、とにかく何か見えない力が

働いたのではないかと思ってるんだ。

先日のマダム写真集じゃないけどさ、

おそらくやつにとって一番気持ちを許せるのは

他でもない、マダムなわけだ。

多分、マザコンといわれる次元のものとは

全然違う次元でだな、

あやつの宇宙人の感性でいうと

あやつにとってはホントにマダムはじめ、

家族しかいないんじゃないかと思うわけだす。

別にそれを寂しいとか、孤独だともやつは思っちゃいない。

マダムがやつのことを心配してるほど、

本人は友達とか、そもそも人間関係に執着していないというかね、

彼なりの独特な世界の中で生きてるわけだ。

 

あやつがこっちに来る前、

日本の学校で3年生だった時だ、

誰にでもいいから手紙を書きましょうって

授業があったんだ。

先生によると、周りは

友達に書いたりしているのに、

あやつだけが1人、

真っ先にマダムに書いたんだと。

先生もびっくりしたって言ってたがな。

ホントにお母様との絆が強いんですね、なんて

感激されてしまってだな、

いやいや、あやつは風変わりな子供ですからねぇって

こたえたことがあったな。

マダムはいつもあやつに怒鳴ってばかりだからな、

ホントになんでこんなにマダムラブなのか

わからないがな。

多分あやつなりに、マダムが悩んで苦しんで

あやつと向き合ってきたのは、わかってくれてるんだろうな。

とにかく、小さい頃から

花を摘めばママにくれ、

折り紙の指輪をもらえばママの指にはめてくれるあやつ。

マダムはあやつの一番の味方で、

一番の理解者でいてやりたいと思っているんだ。

一生をかけて付き合って、

あやつの気持ちにどれだけ寄り添ってやれるか、

これがマダムの人生の課題なんじゃないかと思うわけだ。

やつの良い所は

とにかく純粋で無垢、人を騙したり

意地悪したり、っていうような気持ちはなくてだな、

まぁ、とにかく幼くて、いつまでも可愛い感じだな。

女の子には母性をくすぐるせいか、人気があってだ、

そして彼の宇宙人みたいな独特なキャラにはまる

男友達も数人いる。

いわゆる、マダムですらいまだにやつのことが

全くわからない、不思議ボーイなんだわ。

ああいう子はいつか、絶対に大化けするよ~、

ってマダムのママ友はいつもそう言って

励ましてくれるんだけどさぁ、

大化けの片鱗なんて微塵もなくだな、

今日も明日もあさっても、庭で遊んで、口開けてテレビを見るわけだ。

大化けなんてしなくていーから、

ホントに当たり前に宿題くらい、ちゃんとやれよ~と

うんざりするマダムなのであーる。

 

 

おっと長男が思いのほか、長くなっちまった。

不思議ボーイは度重なる転校にもなんとか

頑張ってくれて、あやつなりに成長してるわけだ。

そしてそして、長男の2つ上の我が家の

隠れボス、長女でござるよ。

こやつはだ、ここで謙遜してもしようがないので

書いておくが

トンビが鷹を生む

じゃないけどさ、こんだけ

ぐうたらな母親に育てられて

あやつはよく頑張ってるなぁと我が子ながら、

感心しちゃうくらいの、しっかり者なんだす。

この場合はマダムは完全に反面教師なわけだ。

母親がぐうたらすぎてこりゃダメだ、

2人の弟は母親の影響を強く受けて全くアテに

ならない。

まぁ、おそろしく劣悪な環境に置かれて(笑)、

あやつはしっかりせざるを得ないという、

この家庭環境が今の彼女を作り出したと言えるな。

マダムも長男ばっかり心配していて、

あまり、長女に手をかけてやらなかったな、

と彼女には申し訳ない気持ちが残っているんだわ。

かわいそうにかなり早くから

なんでも一人でやらせてたし、

あやつも実際にこなすことが出来てたわけだ。

今、思いかえすと涙が出ちゃうくらい、

やつには厳しかったな。

同じ年齢になった長男を見ていて、

長男は長女と同じことは

ぜーったいに出来ないと断言できるんだ。

長女は小5の時には毎週土曜日には

朝からめちゃくちゃ重い荷物を抱えて

1人で電車に乗ること30分、帰国子女受験用の塾に行き、

その後、また電車に乗ること40分でピアノ教室に移動。

ピアノのレッスンの前に、

あらかじめマダムが長女を連れて挨拶に行っておいた、

駅前のそばスタンドに1人で寄ってだ、

スーツ姿や作業着姿のおっさんにまぎれて

座席のあるスペースできつねそばを食べるのよ。

そばチケットを買う自販機にも身長が足りなくてねぇ、

長女の名前まで覚えてくれて、いっつも応援してくれた

おばちゃんが💰を直接受け取って、おつりをくれたりしたんだと。

きつねそばを食べたら、

ピアノの先生のお宅へ移動。

身長も低いもんだから、

重いピアノステップまで抱えてて、

すんごい大荷物なわけ。

ピアノの先生も

今までたくさんの生徒を見てきたけど、

これほど逞しい子に出会ったことはない

っつーくらいなのよ(笑)

で、ピアノが終わると今度は別の

電車に乗ること20分、

長男とそろばん教室で落ち合うわけ。

マダムの方も、頼りにならない長男と

2歳のチビがいるもんだから、

それを口実にしてしまっていて、あの子は全部、

1人でやらざるを得なかった。

しかしだ、申し訳ない気持ちはいまだに

残っているものの、あれはあれで

どこに行っても生きていけるほどに

それはそれは逞しい子に育ってくれたわけだ。

 

 

かっちょいい一匹狼っつーのは、

まさに長女のことなんだす。

インド学校で揉まれて、さらに

頼りにならない弟が2人いるという環境が、

彼女の人格形成に大きな影響を与えたことは

間違いないわな。

マダムから見ても、長男とは別のタイプの

不思議ガールなんだわ(笑)

周りの女の子はスクール指定の

タータンチェックのプリーツスカートを

履いてきていて、長女も持ってるのに、

スカートは動きにくいからとの理由で

あやつは、いーっつもスラックス。

ガールズトークはまぁ、出来るんだけど

ホントに一匹狼で基本、誰ともつるまない。

気を許す仲の良い子は2、3人。

大勢でわいわいするのは疲れるし、苦手。

友達と遊ばなくても、弟達とワーワー楽しく遊んでいるからいい

って感じの、女子のイメージからはかけ離れた子供なわけだ。

 

 

日本で近所の夏祭りに出かけた時は、

長女の知り合いの女の子たちはみんな、

いつもよりちょっとオシャレをしていて

誰もぬかるんだグラウンドで神輿なんて担ごうとしなかったのにだ、

あやつだけは長男と、長男の友達と一緒になって

水をかけられてずぶ濡れになりながら、神輿を担ぐというね。

しまいには長男と喧嘩になって追っかけっこまではじめて、

ぬかるみに滑って転んでつっこんで、

全身泥だらけになるという醜態まで

高学年にもなって晒したからね。

マダムも恥ずかしいったらありゃしない。

賢いのかバカなのかよくわからない、

女の子の感性をどっかに置いてきちまった長女なんだすよ。

 

 

あやつは日本にいながら、

3歳からインターナショナルスクールで

過ごしていたためか、感性は完全に外国人。

こっちに来てはじめて通った共学でも、

スポーツの時間はいくつかの種目から選べるんだけど、

彼女はとにかく、アクティブだから

サッカーを選んだわけだ。

仲の良い女の子から、一緒のスポーツを選ぼうと

言われたらしいけれど、

私はサッカーがやりたいから、サッカーにするね

と学年で1人だけ、男子に紛れて

周りからは頭1つ分は小さい、女子がサッカーしてるっつーね。

本人はそんなこと、一向に気にしていない。

マダムから見ても、

つえーな、かっちょいいな、と思っちゃう

長女なわけだ。

とにかく、兄弟といる時はアホアホで喧嘩三昧なんだけれど、

精神的にはすごく成熟しているもんだから、

5年生の夏休みには

イギリスに本校がある、マレーシアの

名門ボーディングスクールの

サマースクールがお手頃価格であると

マダムが聞きつけてだな、

長女は英語に不自由はないんだけれど

ボーディングスクールという

ハリー・ポッターみたいな寄宿学校に

彼女が強い憧れを抱いていたこともあり

3週間、行かせてやったんだ。

インド系のインターナショナルスクールは

いわゆるお勉強ばっかりで、体育や音楽、アートを

軽視する傾向があってだな、マダムは

常にそこに不満もあったし、

ボーディングスクールでは

お勉強以外の楽しい体験をたくさんさせてやりたくてだな、

頑張って💰を作って彼女をマレーシアに行かせたわけだ。

3週間のサマースクールが

マレーシアのボーディングスクールで

あるらしいけど、おぬし行きたいかえ?

とマダム、長女に聞いたわさ。

長男なら100%行かないっていうだろうよ。

長女は行く行く行く行く!!!とノリノリ。

おぬし、知り合いも誰もいないが大丈夫かえ?

そんなの、関係ないよ!1人でもぜーったいに行く!

とまぁ、こんな感じだわさ。

結局、サマースクールに申し込んだ先が

ススメてくれた航空券を買って、

成田空港で何組かの親子と初顔合わせをして

子供たちがグループで飛行機に乗り込んだわけだけれど、

あやつはマダムの心配もよそに

あっさりと手を振って、振り返りもせずに

行っちまったよ。

 

 

彼女は前にも書いたように

とにかく頭が良くてだな、

学校のお勉強もまぁ、ずば抜けて

良く出来るんだ。

そうした面でもあやつはホントに

手がかからない子供なんだけれどだ、

やつの最大の弱点は

それはそれは、考えられないくらいの

ぬけ作ちゃんなんだわ。

頭が良くてお勉強が出来るなんて

すっかり油断しているとだ、

テストに行くのに、ふで箱そのものを

丸ごと忘れて行ったり、

解答欄を1行ずれて全部書いて

0点に近い点をとっちまったり、

そんなことをちょくちょくやらかしてくれるんだすよ。

先日もあったな、

いつもは平均点よりぶっちぎりの得点を取るはずのあやつが

英語が平均より下だったんだ。

本人は少しも気にする素振りも見せてなくてだな、

おぬしにしては珍しい、これはどうしたことぞ?と

マダムが聞いたらだな、オンラインで

解答していくテストで、解答を書く毎に

confirm(確定)のボタンを押さなきゃ

ならなかったんだけど、押し忘れてて

テスト終わって見直したら、まっさらで

焦ったーとかって平気でぬかすわけ。

そこから、大慌てで解答を入力し直したんだけどさ、

全然終わらなかったわーとかって

ふつーに話してるのを見てると、

やっぱりこいつ、ふつーじゃねえな

とマダムも我が子ながら思っちゃうんだす。

 

 

マダムの友達は長女の事を

優秀で良く出来ると言ってくれているんだけどね、

実際には全くそんなことはなくてだ、

考えられないくらいのぬけ作なもんだから、

ビックリすることをちょくちょくやらかしてくれるわけだ。

料理も最近、自分でしょっちゅう作るなんて

前に書いたけどさ、

後片付けとか、丸ごと忘れてるからな。

あの、おそろしいほどのぬけ作具合と

無頓着さは、もしかしたらマダムに

似てしまったのかもしれないな(泣)

スクールに行くときも、テーブルに水筒忘れて出てったり、

ホントに必ずと言っていいほど、

何かを忘れてる、ぬけ作ガールなのであーる。

そうそう、マレーシアのサマースクールに行く前に、

夫の母が長女にカメラを買ってくれたのよ。

サマースクールの様子をいっぱい写真に撮って見せてね、

ってことになり、本人も大張り切り。

で、前日の夜にカメラの電池の充電器をコンセントに差してるわけ。

ママ、ぬけ作のおぬしの事をよぉーく知ってるから

これはすごーく嫌な予感がするぜよ、

充電はほどほどにして、荷物の中に

さっさとこの充電器を入れて、

あっち(マレーシア)で充電した方がいいな、

と充電中のカメラ電池を指さして言ったがな。

そしたらあやつ、

ママはホントに私をぬけ作扱いして!!

いくらなんでも、そこまでバカじゃないっつーの。

もう、いい加減にして!

ってすごい剣幕で怒ってきたもんだから、

翌日から3週間の別れになるマダムは

いつもなら言い返すところを、

穏やかに見送ってやりたい一心で

そうですか、ならいいんですがね

と優しく応じてやったわい。

それなのにだ、本人を空港まで送って

家に戻ってきたら、

!!!

前日、あんなにブチ切れてたくせに、あのあほぅは

電池だけは抜いてあって、充電器をコンセントに

差しっぱなしでマレーシアに行ってもうたんだす。

もうね、あまりのぬけ作ぶりに

マダム、情けなくて情けなくて、

そりゃー、泣いたさぁ。

一人で泣けたわい。

お勉強なんて別にそんなに出来なくていいからさ、

とにかく、とにかく

この致命的なぬけ作っぷりだけは

どうにかして欲しい

とマダムは切に願ってやまないわけ。

だから、あやつのマレーシアのサマースクールの

写真は、はじめの数日分しかないっつーね(泣)、

充電器がないから電池が切れておしまいなわけだ。

かといって、誰かに助けてもらうことも良しとしない一匹狼。

誰かのカメラにバンバン写り込んで

あとで画像送って~、なんてことも言わない。

 

この長女さん、信じられないほどの男前でだな、

マダムが心配で心配で毎日あやつのことを

考えているにも関わらず、

3週間のサマースクールでよこしたLineは

たったの2回。

ママさん仲間を通じて、

マダムが心配してるから連絡した方が良いと

周りの子供から言われてやっと、

元気だよ、楽しんでます

って超、愛想のない短い文のみよ。

マダムは空港で知り合って

グループLineで連絡を取り合うようになった、

ママさん達からの情報だけが頼りなわけ。

ママさん達がグループLineで、

なんだかガールズが揉めてるみたい

娘から毎日、帰りたいって連絡が来る、

ホームシックになって、泣きながら連絡がきた、

とか、毎日Lineを送ってくれるわけね。

マダムの娘からは全く連絡、ないじゃない。

まぁ、あやつの男前っぷりからは

ある程度は想定していたけどな、

ホントにまーったく何も連絡がないわけだ。

こっちからいくら連絡しても、

電源すら入れてないっつーね。

それで、マダムも他のママさんに

うちの薄情娘はお恥ずかしいことにマダムに

1度も連絡をよこしませぬ。

どなたかの娘さんの中で、うちのあほぅの

状況がわかる方いましたら、

ぜひ教えてくださいまし、と頼んだわ。

そしたら、娘から全く連絡が来ないマダムを

気の毒に思ってくれたのか、

ママさん達もみんな親切でだな、

マダムのお子さんとうちの娘、

今日、サッカーしたらしいです、

とかあやつの状況を教えてくれたわけだ。

そんな中、ガールズトラブルを耳にするわけよ。

マダムもそれなりに心配したがな。

 

 

サマースクールの最終日は

担当してくれた先生との面談と、

盛大なお別れパーティーがあるってことで、

マダム一家も長女を迎えに

マレーシアまで行ったわけ。

長女の先生との面談では

体が小さくて華奢なんだけど、ものすごくタフな子だ、

精神的には20歳の子ね

なーんて言われてだ、そうだしょそうだしょ、

薄情すぎて、連絡なんて

短いLineがたったの2回しか

来なかったわいって思ったわ。

 

それと、気になっていたガールズトラブル。

大きないじめにまで発展して

ボス的存在だった中学3年の外国の子供が

サマースクールの途中で国に帰されたなんて聞いて、

マダムも長女がどうしてるか、心配で仕方なかったわけね。

一家であやつを迎えに行って聞いてみたらだ、

なんだか揉めてたみたいだけど。。。

うーん、よくわかんない

別に私はなんともなかったよ、だって。

さ、流石だ、一匹狼。

おぬし、かっこよすぎるぞ。

かなり大きなガールズトラブルも

遠くで見ていただけで、なんともなかったらしい。

ついでに書いとくと、日本から持ってった

なかなか立派なステンレスの水筒をあのあほぅは

マレーシアに置いてきてしまったとさ。

この前は電車に手袋忘れてくるしな、

思い出すとまた、ぬけ作っぷりに頭にくるわい。

 

 

イギリスに来てからは

今、通ってるスクールの編入試験に行くときに、

1度だけマダムがやつに喝を入れたことがあったな。

いーっつもスラックスで絶対にスカートでは

スクールに行かないあやつが、

編入試験の日の朝にマダムに

やっぱり試験は、スカートで行った方がいいか

なーんて、あやつらしからぬことを聞いてきたんだ。

よう、おぬし。おぬしはスカートだと

ひらひらして気になるから

わたしゃぜーったいにスラックス派だって

豪語してたんじゃなかったえ?とマダム。

それがだ、面接のことを考えて

先生ウケを狙って、

こんなに頑固に履き続けてきたスラックスを

いとも簡単にスカートに変えちまうのかえ?

おぬしのポリシーはどこ行った?

もっと、自分の選択にプライド持ったらどうじゃい

スカートじゃないからって試験に落とされる学校なら

その程度の学校、縁がなかったと思えばいーんじゃい

と言ったったわ。

それで長女、確かにママの言う通りだ、

わたしゃいつものスラックスで

試験に行ってくるわいと出てったがな。

あんなにかっちょいい一匹狼らしからぬ弱気発言に

マダムもちょっとびっくりした一件だったな。

 

 

編入試験に無事に合格して入学する前に、

すっごく親切な保護者の1人が

自宅に招待してくれたんだ。

そこには長女のクラスメイトとなる子供が

4人集まってくれていて、先に顔合わせしておけば

長女の初登校のド緊張が少しは和らぐだろうという、

ホントに優しい配慮だったわけね。

長女はそこで4人の女の子から、まだ見ぬ

スクールの情報をたくさん教えてもらってきたのよ。

○○ちゃんには気をつけて、なーんて話もあり。

4人が4人とも、同じ子を気を付けてって言ったそうな。

おー、それはなかなかのクセのある子じゃないかえ?

マダム、長女の話を聞いてドキドキだったわさ。

今、○○ちゃんは長女の仲の良い数人のうちの1人なんだな(笑)。

4人のガールズが苦手に思っていた○○ちゃんの事を初日から、

そんなにみんなに言われているほど悪い子じゃない、

私は彼女、好きよ

と語った長女の事を、誇りに思うマダムがいるわけだす。

マダムがいつも、

周りの評価だけで相手を判断しちゃあかんがな

自分が実際に会ってみて、冷静に判断できるようになって欲しい、

と言って聞かせてたことを

あやつが身に着けたんだと思ったら

とっても嬉しかったんだ。

めちゃくちゃ男前で一匹狼、

そしておそろしいほどぬけ作の

我が家の長女のキャラが少しはわかってもらえただろうか?

 

おーっと、めちゃくちゃ長くなってもうた。

明日はイギリスの情報をちゃんと入れますな、

すまんなり。

 

おしまい。

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